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2007.08/13(Mon)

M.I.A. 『KALA』

カラ KALA

発売日: 2007/8/8[日本盤]
お気に入り度: 9/10

商業的な成功は手に出来なかったものの、世界中の音楽ファンや批評家に大きな衝撃を与えたデビュー作『Arular』。それから経つこと約2年、遂に発売された2ndアルバムの『KALA』です。レーベル側はThe Neptunes、will.i.am.、Swizz Beatz、Lil' Jonなど大物プロデューサーを起用したアルバムにしようとしたそうですが、彼女のビザの問題や、スケジュール、方向性の違いから彼女はこれを拒否。結局はTimbalandプロデュースの1曲を除き、前作からの付き合いがあるDiploをはじめとしたアンダーグラウンドなプロデューサーにより制作されたアルバムとなっています。

まず幕開けとなる「Bamboo Banga」で、今回も「やられた!」と思いました。ノリの良いビートでありながらも、サーキット音の使用や呪文のようにボソボソと展開されるフローに独特なものを感じずにはいられません。2ndシングルとなっている「Jimmy」は大ヒットしたインド映画の挿入歌のカバーです。このアルバムからは少し異彩を放つ曲ではあるものの、とても病み付きになって面白い。他にも、民族楽器を多く使用したセルフプロデュース曲である「BirdFlu」、ジャングルで聞いたNew Orderの「Blue Monday」という感じのビートの「20 Dollar」、MySpaceで公開するために2時間で作ったというのが信じられないほどに完成度が高い「XR2」、もう一歩で「音痴の不愉快な曲」となりそうなところをギリギリのラインで「ユニークな曲」に抑えているボーナストラック「Far Far」などをはじめとした、前作に続き脳内を揺さぶられる一筋縄ではいかない曲ばかり。そして今回も語られるは戦争や銃などの世界情勢に関わるものが多く、考えさせられます。

大物プロデューサーを使わずに世界各地を転々としながら制作されたことは、結果として大正解だと思います。前作のような泥臭さは少しだけ減退したものの、今作は曲のバリエーションが豊富で飽きることなく最後まで聞くことができるのでとてもお勧めです。このアルバムを買う前は、「デビューアルバムの一発屋になるのでは…。」と少し心配もしていたのですが、そんな心配は全く不要でした。それどころか本人も「Bamboo Banga」で言っているように、数段とパワーアップして帰ってきてくれました! アルバムジャケットやPVまで全てを手掛けている彼女の枯れること無き才能には頭が下がる思いです。これは是非ヒットして欲しい、というかヒットすべきアルバムでしょ。
11:57 |  アルバムの感想  | トラックバック(1)  | コメント(4) | Top↑
2007.05/23(Wed)

Amerie 『Because I Love It』

ビコーズ・アイ・ラヴ・イット(期間限定)

発売日: 2007/5/16[日本盤]
お気に入り度: 7/10

「Why Don't We Fall In Love」で一躍有名に、そして「1 Thing」で世界的ヒットを放ったAmerieの3rdアルバムです。今回のアルバムには彼女をヒットへと導いたRich Harrisonは不参加なのですが、そりゃそうでしょ。「1 Thing」のヒットによってどのアーティストにも似たような楽曲を提供してますからね。だから今回のアルバムでどういう風に曲調をガラっと変えてくるかと思っていたのですが、聞いてみると意外や意外、Rich Harrisonのサウンドは彼女の身にしっかりと根付いているんだということに驚きました。

前半の「Forecast Intro」「Hate 2 Love U」「Make Me Believe」「Take Control」「Gotta Work」などは「1 Thing」に見られたファンキーなRich Harrison風サウンドで、相性が抜群なのは言うまでもないことですよね。特に「Gotta Work」は非常に良くできていると思います。後半の「That's What U R」「Paint Me Over」「Somebody Up There」などは「Why Don't We Fall In Love」に見られた美しいメロディのRich Harrison風サウンド。1stアルバムが大好きな自分は、やっぱりこのようなサウンドに惹かれます。「ちょっと待って、それじゃあ今までのアルバムと一緒なのか?」と聞かれればそれは違います。今回のアルバムで本人がどうしても入れたかったのは80年代シンセサウンドだそうで、「Some Like It」「Crush」「Crazy Wonderful」「When Loving U Was Easy」などの曲がアルバムに更なる輝きを与えています。特に僕のお気に入りは「Some Like It」で、冒頭からモロに懐かしい香りプンプンのシンセサウンドで始まり、Amerieが語りにも似たようなボーカルを挟みながらグイグイと曲の終わりまで引っ張ります。これまでの彼女に無いような自由度の高い曲です。

全体として「過去の路線の良いトコ取り+α」という印象で衝撃はそんなにありませんでしたが、「+α」の部分では華やかで楽しいサウンドを披露してくれたし、アルバムの流れが今までの中で最も洗練されているのは確かです。それと、本人は意外とポップ志向も強いんだなぁということの発見にもなりました。「Amerieってどんなアーティストなの?」って聞かれたら、僕だったら迷うことなくこのアルバムを差し出しますね。そのくらいに、この一枚でAmerieというアーティストの魅力を十分に伝えることの出来る内容になっています。




16:21 |  アルバムの感想  | トラックバック(0)  | コメント(6) | Top↑
2007.05/19(Sat)

Lemar 『The Truth About Love』

ザ・トゥルース・アバウト・ラヴ

発売日: 2007/5/2[日本盤]
お気に入り度: 8/10

ん~、ジャケットが今までで一番ダサい。
なんでこんなに中途半端な顔のどアップなんだ…。

独り言は置いておいて、UKアーバン界唯一の星(だと僕は思っている)であるLemarの3rdアルバムです。彼は過去にDestiny's ChildやUsherの前座を務めたり、オーディション番組のファイナリストにまで残ったり、更にはBrit Awardsで賞まで獲得していたりして、既にその実力は折り紙つき。

そんな彼の放った3rdアルバムは、全編でオールド・ソウル満載の力作になっています。彼の声について、CDに入っていた解説文には「高級シルクのように滑らかで艶やかな歌声」とある。あぁ良い表現だなぁ。抑え目に優しく歌っても、声を張り上げて力強く歌っても、感情の高ぶりを裏声で熱唱しても全てLemar色。つまり個性的で素晴らしい声ってことですよっ! 最初にも触れたとおりに、音の分厚いオールド・ソウル色のミッドやスローで全編占められていて、今風な音は極力排除したようなつくりになっています。それと同時に感じたのは、UKアーティスト特有の、誰にでも聞いてもらいやすくつくられたメロディセンスの良さも持ち合わせているなぁと感じました。この路線は彼の声を活かすにはピッタリ! 更に歌詞がまた非常に純粋で美しく、熱のこもった歌声との相乗効果でストレートに心に訴えかけてきてくれます。そんじょそこらのチャラチャラした歌詞のR&Bとは大違い(←問題発言?w)。この点も個人的にはポイント高いです。

UK盤発売から国内盤発売まで約8ヶ月もかかったわけですが、楽しみに待っていて良かったと心から思えたアルバムでした。誉めてばっかりで良いのかなぁって気もしたけど、批判する点が見つからないもん。まぁ、こんなに気に入ってるのは僕がこの手の(JaheimやCalvin Richardsonの様な)男性R&Bシンガーに弱い、っていうのが大きな理由なのかもしれませんけどね。でも、このアルバムを聞いて、「ただ単に昔っぽい音にしただけじゃないか。(゚⊿゚)ツマンネ」なんて言う人とはあんまり話をしたくないなぁw

It's Not That Easy

21:33 |  アルバムの感想  | トラックバック(0)  | コメント(4) | Top↑
2007.04/23(Mon)

Timbaland 『Timbaland presents Shock Value』

ティンバランド・プレゼンツ・ショック・ヴァリュー(期間限定特別価格)

発売日: 2007/3/30[日本盤]
お気に入り度: 7.5/10

購入前は、フィーチャリング・ゲストが多彩すぎてまとまりの無い音になるのかと思っていたけど、実際はそんなことなくて一安心。多彩な音色が収録されているものの、まるごと1枚で今のTimbalandをそのまま象徴するようなアルバムになっていました。

このアルバム、曲ごとの評価は聞く人によってはっきりと分かれるんだろうとは思います。でも自分としてはやはり、最近のTimbalandが得意とするシンセやパーカッションを用いたエレクトロ・ポップ路線寄りの序盤の流れが好きです。特に「The Way I Are」はお見事! Justin Timberlakeの「My Love」をよりスペーシーにしたようなキラキラサウンドは、今のTimbalandが作り出すスタイルを端的に表した曲になっています。男女(Keri HilsonとD.O.E.)の掛け合いも聞いていて心地良い。中盤のHip-Hop曲ゾーンはあまり自分の得意とするところではないのだけれど、不気味なトラックがひたすらループし、アウトロで女性の笑い声を使用した「Bounce」はTimbalandの得意とするところか。Missy Elliottも存分に暴れてくれています。また、Timbalandのインド趣味とシンセ音が見事に調和した「Bombay」のサウンドはとても大胆で興味深かったです。終盤はロックとHip-Hopの融合がテーマになってるようですが、それも見事にこなせています。これは普段ロックを聞かない人でも聞き易いんじゃないでしょうか? おそらくNew Waveミュージックからの影響も受けているであろう「Time」は、クールという言葉がピッタリのお洒落な曲。また、OneRepublicをフィーチャーした「Apologize」をピアノのメロディがとても美しい曲だと感じたのですが、これは[→原曲そのもの]が素晴らしい出来なので当然です。

誉めてばっかりじゃ何なので気になったのことも少しだけ。はっきり言って今までと同じような音使いも幾つかの曲で見受けられるし、Timbalandのラップの空虚さも感じました。ただ、そういうことも全部含めて、「今やれるだけのこと・やりたかったことを思いっきりやったんだろうなぁ」というTimbalandの充実感を感じることの出来る快作じゃないでしょうか。

タグ : Timbaland

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